木曽駒ヶ岳

平成28年2月27日(土) 木曽駒ヶ岳

【メンバー】 K斐(単独)

【行程】
2月26日(金)新宿~長野県駒ヶ根駅周辺宿泊
2月27日(土)駒ヶ根駅~路線バス~ロープウェイ~登山開始~下山

【コメント】
2月23日から3月2日まで、千葉へ研修のため出向。 自由行動が可能な週末に木曽駒ヶ岳登山を計画しました。
日曜日の天候が悪かったため急遽27日の土曜日に予定変更。
当日の土曜日も天候は午後から崩れる予報。実際に上りは晴天でしたが、 千畳敷カールを過ぎ乗越浄土の稜線に出た辺から風が強くなり、山頂に進むに連れ予報通り天候が悪くなり多荒れでした。
下山は視界不良の中、一瞬ルートを見失いそうになりましたが何とか乗越浄土まで戻りました。
そして、千畳敷カールの下りは傾斜がきつく感じ滑落したら怖いな~と思っていた矢先、 前方の登山者が滑落し、他の下山者を巻き込んで滑落していきました。
巻き込まれた方は怪我は無かったのですが、滑落した本人は肩と肘を痛め自力歩行可能ではありましたが、 アイゼン歩行がままならず、ストックのみでピッケル無し。 まだカールの上部であったため歩行では再度滑落の危険性が高かったため救助を要請しました。 途中他の登山者が痛み止めやお湯、保温シートなど提供してくれ優しさに感謝。
その後千畳敷ホテルの先見隊の1名に引継ぎ、私はロープウェイの時間があったため下山しました。 下山したロープウェイの駅で山岳救助隊の本隊が山頂に向かって行きました。
救助を待つ間、滑落者と話をし聞いたところ、山の技術は我流。 アイゼン歩行も習った事はなかったそう…自分も豊嶺会に入るまでは我流でしたし、 技術を習う事の大事さ、教われる事の有り難さを切に感じました。
後日27日の長野県の山岳救助件数を見ると6件発生。内3件悪天候による道迷い。内3件が滑落事故。 救助に向かう方も命がけだと改めて感じました。
安全な登山が出来るのも多くの方が登山道の整備や、もしもの時のために対応できる体制を整備しているということに感謝し、 これからも山の知識と技術をしっかり身に付け事故のリスクを減らし、安全な登山をこれからもしていきたいと感じました。
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