国東の山調査
大 嶽 山

 2014年12月30日(火)  大嶽山(おおだけさん)560.8m    興田、浅田(誠)、浅田(聖)、野上、 【登山行程】 登山口(11:08)・・・峠(11:50)・・山頂(12:25-13:40)・・ 峠(14:08)・・・登山口(14:50)

国東半島中部の行入ダムの北に鎮座する山が大嶽山である。
梅木秀徳著「大分県主要山岳丘陵島嶼一覧」および三省堂「日本山名事典」では「おおだけさん」 となっているが、地元の人は「おたけさん」と呼ぶらしい。
両子山の東に噴出した両輝石角閃石安山岩のトロイデ火山(日本山名事典より)
また、かつてこの山頂には麓にある大嶽山神宮寺の六所権現が祀られていたということである。

※両輝石角閃石安山岩:輝石、角閃石というケイ酸塩鉱物を含む安山岩(火山岩)である。

※トロイデ火山:現在ではトロイデという用語はあまり使わないらしいが、火山の形状分類として使われていた用語で釣鐘状火山と訳されている。 最近では平成新山がこのタイプで粘性の強い溶岩がド-ム状に形作るもの。溶岩ド-ムとも呼ばれる。
ちなみに富士山のような円錐状の成層火山はコニ-デという。

登山経路(クリックして拡大)

国東市国東町から行入ダム方面へ向かう。 横手から見た大嶽山。いくつもの小ピ-クが重なるトロイデ火山。

行入ダムを過ぎて稲川のバス停のすぐ先に道路の広いスペ-スがあるのでそこに駐車する。
そことバス停の間に石碑の立つ道が山側に入っているところが登山口

入ってすぐの小さな沢沿いを進む。

やや荒れた沢を少し進んで左手に上がると歩きやすい植林帯になる。

谷が二手に分かれるところを右の谷に入り、谷沿いの右手の小稜線を登ると成仏へのやや広い峠に出る。

峠から大嶽山頂を望む。

小門山、文殊山、千燈岳が見える。

峠からは山頂稜線まで急登。途中の岩場は左手に進む。

山頂稜線に出て緩斜面になると、すぐに山頂だ。

山頂標識を仮立てして、早速記念撮影。

豊嶺会山頂標識を職人O田氏がきれいに設置

標識設置完了。

山頂は広くて快適だが樹木が邪魔してやや展望に欠ける。しかし木登りすれば、展望も。

峠への下山中、岩稜地帯で、O田氏が奇岩を見つけて大喜び。

登山口への下山は沢入り口でなく、昔の棚田跡横に道があるのがわかった。

その道を下ると同じ石碑のところに出る。どちらでもよいが石碑から左手に登る道を進む方が歩きやすい。

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