くじゅう
中岳






2014年11月1日 くじゅう:中岳

【参加者】

柳井(卓)、柳井(理)、伊藤、浅田、恒松、清水、赤嶺、大城、蓑田、小長、山本(育)、 梶原、中根、高治、阿南
佐藤(彩)、中村(香)、陶山
会員外:A部、N



【登山行程】

新郎組:赤川(8:30)-神明水(10:30)-稲星・中岳分岐(10:40)-中岳山頂
新婦組:牧ノ戸(8:40)-扇ヶ鼻分岐(9:40)-池の小屋(10:22)ー中岳山頂


【中岳山頂結婚式:11:10~11:50】

下山:中岳-池の小屋昼食(12:00-12:20)-扇が鼻分岐(13:10)-牧ノ戸(13:50)

【新郎こめんと】

「パパパパーン、パパパパーン」
中岳山頂にひびくピアニカ三重奏のウェディングマーチ。

「えぇ!山頂で式したんですか!?」
「あら、おめでとう」
「いいわねぇ~」
すれ違う人たちの祝福の声、笑顔。

「ぱかっ」
倒立からの開脚で、ぼくの股から顔をのぞかせる嫁。

2014年11月1日。
中岳山頂で挙式、下山後は国民宿舎くじゅう高原荘で披露宴。
人生でとびっきり最高の時間を過ごしたこの日を僕は一生忘れないでしょう。

始まりは2014年の3月頃。
嫁と「山で結婚式できたらいいね~」と軽く考えてS水さん、A田さんに相談したことからでした。
しかし、このA田さん何を隠そう、今まで何組ものアベックたちを山で祝ってきたプロ級のマウンテンウェディングプランナー(?)だったのです!
そんなすごい方に企画してもらえるなら安心だ!と内容についてはA田さんを中心とした実行委員会の方にすべてお任せ(≒丸投げ)したのですが、 A田さんのプロ意識はすさまじいものでした。
たとえば・・・
僕「A田さん、おおまかでいいんで式の流れを知っておきたいんですが・・・」
A田さん「ダメです」
僕「は、はぁ・・・なら一度、式の実行委員会のミーティングに参加してもいいですか?」
A田さん「ダメです」
これぞプロフェッショナル!
何を聞いても黙秘権行使しまくりの秘密主義!
当日、特に披露宴に関しては、僕と嫁は式で何をするのかほとんど知らないという徹底ぶりで、 親にも「色々楽しいことする・・・らしい。」としか言えず「他人事みたいやな」と突っ込まれるほどでした笑

山頂での挙式に関してもプロ意識は徹底されていました。
新郎新婦は山の表側、裏側からそれぞれ登り山頂でご対面するのが主流(主流というものがあるのかは置いといて)らしく、 山頂の対面までは新郎新婦が会わないようなルート設定になっていました。
そしてトランシーバーで新婦側と連絡を取り合いタイミングを合わせて、山頂手前のヴァージン登山ロードを経て感動の対面となりました。
山頂でのドレス姿の嫁はそれはそれは綺麗やったね~
それにしても女性陣によるピアニカ三重奏のウェディングマーチは本当にびっくり&最高の演出だった!A田さんちで練習してくれてたんだね笑
山頂でのイベントは、指輪をつけたカラビナをザイルに通すリングリレーからの指輪交換、 新郎によるくじゅう連山へのお告げ(誓いの言葉)、切子細工の粋な杯での三三九度、結婚証明書へのサインなどなど山にちなんだものばかり。
下山時はみんなに祝福のベル(某氏の家の仏壇の鐘含む)をつけてもらい、 カランカラン言わせながらしかも正装のまま降りたので、とおりすがる人たちはスーツとドレスの変な集団にポカーンとしてました笑
でも会長が先導して「この人たち今、山頂で式したんです!祝ってあげて!」って宣伝 するもんだから、すれ違う人たちから今までないくらいの「おめでとう」って声をもらいました。

下山後の披露宴もそれはそれはさいこうでした!
富士山をかたどったケーキにピッケルでのケーキ入刀、LEKIのストックの先に付けたスプーンでのファーストバイト、 某サイエンスレンジャーの活躍や新郎新婦の恥ずかしいマル秘写真テンコモリの裏ビデオ上映会、 新郎新婦による組体操実技などなどサプライズ余興の数々。文字通り笑いあり、涙ありの披露宴でしたね。
内容については文字にできないくらい濃密だったので別添の写真や後日発売予定のDVDをご覧くだされ。

あんな楽しい式は日本中のどんな式場、どんなプランナーでもできなかったと思います。
豊嶺会だからこそ、実行委員会のみなさんがいたからこそ出来た式だと言いきることができます。
ぼくら二人をここまで導いてくれた山に感謝、 そしてぼくら二人をここまで支えて一生忘れられない思い出をくれた多くの仲間に感謝するばかりです。
まだまだジュクジュクに未熟な僕たちですが、 これからも皆さんにもらった幸せの恩返しができるようがんばっていきますのでよろしくおねがいします。

P.S. 下山時に泥だらけになったウェディングドレスは記念に洗わずにそのまま保管してます!レンタル希望の方はご連絡くださいね!

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