秋山合宿:白山
霊峰のおもてなしに感謝
白山国立公園は石川、福井、岐阜、富山、4県に跨り、面積49,900haの山岳自然公園であり、 白山というのは、御前峰2,702m、大汝峰2,684m、剣ケ峰2,677mの総称で両白山地の最高峰。 そして山岳信仰の三本指に入る山といえば、富士山・白山・立山である。
2014年9月19日(金)~22日(月)
CL:I藤、N上、Y田m、T治、M前夫妻、N根、N村kn、A南
【9/19(金)・9/20(土)】 18:30別府発―北九州線―6:00金沢(中根氏合流)――市ノ瀬8:00着(全員合流) 【9/20(土)】 8:30市ノ瀬ビジターセンター(バス)8:45別当出合9:00~(砂防新道)~9:32中飯場9:45~10:15別当覗10:28 ~11:00甚之助避難小屋11:20~11:40南竜道分岐~12:00南竜山荘12:20~(トンビ岩コース)13:25トンビ岩~14:00室堂(受付) お池めぐりへ 14:25~15:00御前峰~①15:50大汝峰(I藤・T治・N村・A南)~16:40室堂 ②お池めぐりコース(M前夫妻・Y田・N上)~16:30室堂 17:00夕食 20:00就寝 【9/21(日)】 4:00起床~4:35室堂発~5:20御前峰・日の出5:45~室堂6:15着 6:35朝食 室堂7:40(観光新道)~7:55黒ボコ岩~8:20馬のたてがみ~9:15仙人窟~(休15+15)~11:00別当出合 別当出会11:20(バス)~11:35市ノ瀬ビジターセンター 秘湯入浴 昼食・解散 福井北――姫路泊 【9/22(月)】 6:30姫路発――鳥取―(鳥取砂丘)―島根―(出雲大社参拝)――別府着20:00 ・収支報告(N村Kn) 高速料金 ¥29,510(日出~福井北846.3km ) ガソリン ¥28,259 (燃費:12Km/L)移動距離(1,900Km)ガソリン価格(170円/L) 白山室堂宿泊費 ¥8,100/人(1泊2食付) 必要経費:レンタカー代諸費用含む ¥32,000/人
【CL I藤】 「日本列島の南に秋雨前線があり、2社の気象予報会社の予報ではそれぞれ違い、判断に苦労しました。 台風の接近も影響し、前日に木曽駒から白山に変更しました。5年前から状況によって変更は当たり前のスタイルで臨みました。 結果として好天に恵まれ満足のいく山登りができました。私自身初めての山でしたので新鮮な気持ちで臨めました」 【T治】 山行直前に発生した台風第16号。この子のせいで当初自分は山行キャンセル確定かと思われたが、 山域変更&日程短縮と、台風の遅めの動きから参加できるようになった。 中央アルプスから変更となった白山は2日間とも快晴でとても気持ちよい登山であった。 楽しみにしていた山小屋の生ビールは、いつまでたっても温くなることはなく、最後の一滴まで胃袋をキンキンに冷やしてくれた。 その後ホットコーヒーを飲んで胃を暖めましたが…。 御来光もよく(行ってよかった)、旅先でのご飯も美味しく、また一つ体重増になった山行でした。 事前準備等全然手伝えなかったので、CL伊藤さんをはじめ皆さんに感謝します。 【Y田】 最高の青空に空の色が透けて見える薄い秋の雲、白くゴツゴツした岩と針葉樹の緑、始まりかけの紅葉の赤、 「あぁキレイやなぁ。」2日目、山小屋を出発してから何度もそうつぶやきました。 山に来るといつもその大きさに感動します。 もう1つ感動するのは豊嶺会員の恐るべき体力です。 初日の夕方、御前峰に登りお池巡りをしていた私達は、大汝峰に行く組と行かずにそのまま山小屋に帰る組に分かれました。 私はへとへとでお腹も空いていたので帰る組に入りましたが、帰っている途中後ろを振り返ると、 さっき分かれたばかりのアタック組がもう中腹まで登っているのが見えました。 この人達は普通じゃないなぁと思いましたが、きっとこれが豊嶺会の普通なんだろうとも思いました。 こんなすごい人達と一緒に登れる事がとても頼もしく嬉しく感じました。 山小屋には熊情報がたくさん出ており、私達が通ってきた場所でも目撃されていることにびっくりしました。 売店でドングリの形の可愛い“熊よけ鈴”があったので購入し早速着けて歩きましたが、 音はイマイチで“熊よせ鈴”だと言われてしまいました。 しかし、この鈴のおかげで熊に遭わず無事下山できたのだと、私は信じています!! 登山も下山後の観光も充実した遠征でした。白山登山隊の皆さまありがとうございました。 【N上】 白山・・・私が豊嶺会に入会する前、大勢で出かけて楽しかったという噂の白山。 北アルプスへの道中に、美しく真っ白な山態を魅せつけ神々しく輝く白山。 昨年の利尻岳で、白山をホームとする女性が「ぜひ観光新道を歩いて!花々が素晴らしいわ」と教えてくれ、憧れが強まった白山。 クロユリの群生があると某人物が言い、更に感化されてしまった私の白山。 今季は逃してしまい又来年と思っていたが、突如歩くことになった気高き貴婦人のような白山。 ・・・シツコイ程の想いがいつの間にか積もっていたんです。 山頂付近には私を惹き付けて止まない美しい宝石の池、夜は流星が尾を引く星空と、秋の始まり、 早朝に植物を白いベールで覆う霜などやはり山というものは季節を選ばず素晴らしい。 しかし今回一番の感動は、大汝峰へ韋駄天のように駆け登っていった5人の勇姿でしょう。 何はともあれ楽しく充実した山旅でした。次回こそ白川郷へ!? 【A南】 行ってきました~白山! 当初の中央アルプス縦走から台風の影響で、前日変更で白山となったため、リサーチ不足なまま市ノ瀬へ.... 登ってみると綺麗な花々、登りがいのある骨太な山体、ギリギリで間に合った御来光と、サイコーの白山でした(^-^) 初めての山小屋泊でしたが、こんなに快適なのかと驚きの連続でした! 帰路では鳥取砂丘、出雲大社と山陰満腹ツアーで沢山の面白写真が撮れました! 次こそは中央アルプス縦走するぞ!と、誓うA南でした。 i藤さんへ 次は、ダブルベットに黒田官兵衛ですね(笑) 【M前朋】 伊藤さんに中央アルプス方面を登る連絡をいただいてから、久しぶりにみんなと登れるのが楽しみでしょうがなかったです。 地図を広げてワクワク♪日頃の不摂生もあり体力が不安だったため、ジョギングと六甲登山で体の準備を・・・。 しかし!まさかの台風発生!! 伊藤隊長の舵きりで白山に変更。台風の動きも分からず不安な中、4時に吹田市を出発。 待ち合わせの市ノ瀬の県道に入った瞬間、前には大分「わ」ナンバーが!! テンションが上がり、後ろからアピールするも気づいてもらえず・・・。 前置きが長くなりましたが、久しぶりのしっかり登山の始まりです。 バスに乗って登山口まで。 バスでかなり高度を上げてたので、登るところ無くなるやん!なんて思っていましたが、速攻後悔・・・。 ほぼ登りっぱなしじゃないですか!? 写真を撮りたくても前に出れず、皆の背中ばかり・・・。(申し訳ありません) それでも好天の登山は最高で、高度が上がるほどに変化する景色が美しく!!沢山シャッターを切りました。 おなかも空きはじめ、中根さんとカレーが食べたいとか、伊藤さんとビールが飲みたいとか話していると、なんとか室堂に到着。 よっしゃ、ビールが飲める!!と思っていたら・・・。 まさかの山頂アタック(すみません。完全にビール飲めると思っていたので・・・。) 疲れのせいか、ビールを空振ったせいか、とたんに足が重くなり前に進めなくなりました。 山頂からお池回りをしに行きましたが、体力組にはついて行けず、お先に小屋へ向かいました。 ギブアップ寸前で小屋になんとかたどり着き、体力組と合流。 お待ちかねのビールと夕食!!両方しっかりいただき、星も見らず就寝。 翌朝4時には体力も回復し、快晴のご来光登山へ。 マジックアワーを堪能しました。写真に残そうとしましたが、とてもとても。 写真では表現できない景色がそこにはありました! 朝食もしっかりいただき、後ろ髪を引かれながら下山開始。 天気は快晴!半袖で十分な気温! 当たり前ですが、登った分だけ下りがあります。 膝はなんとか持ちましたが、がくがく。足の親指の皮は剥けていました。 観光新道からの下りはえげつないほどの下り道。絶対に昇りに使いたく無い道でした。 カップラーメンのお湯を沸かす事も出来ない細い道をなんとか下り、無事にバス乗り場へ。 下山後はそれぞれの帰路へ。皆さんと分かれるのは寂しかったです。 一緒に大分に帰りた~い!! 中根さんの乗るバスを見送り、全くのノープラン。 石川県の折り紙博物館に行きましたがイマイチ。 東尋坊まで足を伸ばしました。ぎりぎり夕日に間に合い、鑑賞後行く当てが無く結局帰路へとつくのでした・・・。 今回、会員ではない妻も快く同行させていただきありがとうございました! 都会で暮らす事がストレスにしかならない私達にとって、とてもリフレッシュ出来る山行でした!! 大阪支部で皆さんのお越しを心待ちしております!! 【M前N】 この度、会員でない私も参加させていただき本当にありがとうございました。 5、6年前に北アルプスを登ったのが最後、なかなか行く機会がなく今回の初の中央アルプスはとても楽しみにしていました。 しかし、天候不良の予想と台風接近の心配から白山に変更となり、ちょっぴり残念。 大阪の自宅を午前4時に出発して市ノ瀬で皆と合流。バスに乗り別当出合から登山開始。 久々の2日分の荷物の重みですぐに息があがり始め、これから先の道のりを考えるととても不安でしたが、 足元に咲いている可愛い花を見たり、美味しそうに見える色々な実を味見したりと楽しみながら歩いていたら何とか目的地の室堂に到着。 今宵の宿の白山室堂はとても大きく立派な建物。 部屋に荷物を置いて御前峰を目指し再出発。 さっきまでなかったガスが昇り始めた為、足を早めたかったが標高のせいか荷物を置いてきたにもかかわらず、益々足が上がらない!! 他の皆は軽々と登っているのに…体力のない自分にがっかり。 2702mからの爽快な眺めを楽しんだら大汝峰へ行く体力組と別れ山小屋へ。 夜は満天の星空の下、何とか流れ星を見ようと寒さを我慢して粘ったが見れず。 2日目は御来光を見ようとまだ暗いうちに出発したが既に山頂へと続く道はヘッドライトの列が出来ていた。 少し空が明るくなる頃に山頂に着き日の出を待っていると空の色が刻々と変わりとても美しい。 輝く太陽が顔を出すと別のグループの男性の音頭で登山者全員で万歳三唱!! 朝日に照されながら誰もが楽しく素敵な時間を過ごしました。あぁ~幸せ♪ 山小屋へ戻り朝食を済ませ下山開始。本日 快晴! 下山するのがとても惜しい。後ろ髪を引かれながら下る下る…。果てしなく下り膝はガクガク。 もう限界寸前。白山って結構大変な山でした(笑) でも、麓の白山温泉で体が癒されると、またいつか登ってもいいかなぁ~なんて。 正直、アルプスほど期待をしていなかった山でしたが充分楽しませてもらいました。上りと下り以外は!(笑) メンバーの皆さんにはとても仲良くしていただいて、本当に楽しい山行でした。有り難うございました。 【N村kn】 御前峰から翠ヶ池を巡った9/20 15:30頃、夕食まであまり時間が残されていないことが判明。 リーダーより、大汝峰に登らず山荘へ直行するか、登るかの決断を迫られる。 当日の山行も終盤で体力を消耗しているにもかかわらず、ここまで来たなら、登らねばと大汝峰に登ることを決意。 時間制限がある中、息切れしながらも、先行するメンバーを追いかけながら必死に登る。 登り切った先には剣ヶ峰と翠ヶ池、御前峰が一望できる絶景というご褒美が待っていた。 疲れも忘れ、夢中に写真を撮る。この達成感を味わうために山に登るのだと再認識。 山荘に戻った後、キンキンに冷えたビールで乾杯!カラカラの体にビールが染み渡る。 この味は他ではなかなか味わえないだろう。 翌日4時に起床し、ご来光を見るため再び御前峰へ。 山荘から出た時は、オリオン座と月が輝く夜空だったが、 登る度に少しずつ空も白み始め、遠くの山の稜線もはっきりとしてくる。 御前峰では、多くの登山客が今かとカメラを構え朝日を待つ。 遠くには立山、槍ヶ岳といった北アルプスの山々も見つけられる。 東の山よりご来光が現れた時には、皆が歓喜を上げ、一斉に撮影会が始まる。 我々も仲間全員で朝日をバックに撮影。皆の満足げな表情とご来光と山々がくっきりと写った素晴らしい写真。 この写真を見る度に、絶景と満足感を思い出すだろう。 最後に、企画、計画、運転して頂いた皆さん、最後まで最後尾でサポートして頂いた伊藤さん、ありがとうございました。
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